不動産売買の世界では売買代金満額支払わないと抵当権抹消

書類なんか絶対に渡してもらえないのはだれもが分っていること

と思います。代金全額受領して始めて所有権移転登記に必要な

書類に売主さんが実印を押して印鑑証明も渡してくれます。



ところが昨日した契約は、公庫の二段階融資を利用した契約でし

た。融資の実行は、最初に無担保融資枠の2000万円が買主さん

の口座に公庫から振り込まれます。　今回の売買も2000万円では

とても総額には足りませんので普通は足りない分をつなぎ融資で

用意してね!!という話になります。



ところが、このつなぎ融資というのがものすごくハードルが高くて

わたくし今までこのつなぎ融資だけ貸しますよ!!　って言ってくれた

金融機関を見たことがありません・・・。結果的にこの二段階融資を

言われた時点で普通は購入をあきらめざるを得ないのです。



ところが今回たまたま売主さんがお金持ちだったため、先に返済

して抵当権を抹消し、2000万円とプラスαの自己資金で所有権移

転してもらっていいですよ・・・。という有りえない対応をして下さい

ましたww。



抵当権が付いていない状態の謄本と登記識別情報を公庫に持参

して、2回目が振り込まれるのを待って決済終了でもいいという、超

イレギュラー対応で了解頂けたので昨日契約することができました。



最悪、売主さんも先に立て替えて抵当権抹消する余裕がない場合

は仕方無いので仲介業者である自分が立て替えるしかないかと思

っていたのですが、売主さんお金持で良かったです。(^^;)

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